タバコ煙には4千種以上の化学物質が含まれていて、そのうち有害物質は確認されているだけでも、270種。COや習慣形成の主犯であるニコチンのほか、多くの発ガン物質や発ガン促進物質、粘膜を障害する物質なども含んでいます。喫煙すると、心拍数や血圧の上昇、末梢血管の収縮など、循環器系への急性影響が出ますが、これはニコチンによるもの。COは赤血球液中のへモグロビンと結びついて、酸素運搬機能を阻害するので、ヘビースモーカーは慢性的なCO中毒や酸欠の状態になり、また、血管が傷みやすくなったりします。  
 
 

       『主流煙と副流煙』

 タバコの煙には主流煙と副流煙があり、主流煙は喫煙者が吸う煙で、副流煙は喫煙者が手に持ったり灰皿に置いたりしているタバコから出る煙をいいます。
 実はこの副流煙のほうが有害です。タバコの煙で目がチクチクしたり、くしゃみがでたりした経験があると思います。これはおもに副流煙に含まれているニコチンやその他の刺激成分のせいなのです。自分では気づかなくても、まばたきの数が増えたり、血管が収縮して皮膚の温度が下がるなどの影響がでています。
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       『赤ちゃんへの影響』

 妊娠中の女性がタバコを吸ったり、生まれてから副流煙を吸わされることによって、赤ちゃんの体内にタバコの有害物質が入ると、妊娠、分娩の異常や胎児の成長に影響を与えます。
 また、乳児期には気管支炎や肺炎になったりします。こうした喫煙の影響はタバコの本数が増えるほど顕著に現れてきますから、できるだけ早期に禁煙することが大切です。
 
 
 
                 『夫の喫煙本数が最愛の妻に与えるダメージ』

 国立がんセンターは今年5月、日本で年間1000〜2000人が他人のタバコによる肺ガンで死亡していると推計されると発表世界保険機構(WHO)が 今年の世界禁煙デー(5月13日)向けに発表した資料は、年間に人口100万人あた147人から251人が受動喫煙による病気で死亡していると推計 した研究を取り上げた。
 日本の人口に単純に当てはめると年間約1万900人から3万2000人になる。交通事故死の2〜3倍だ。米国立がん研究所は「受動喫煙は米国の主要な死因の一つ」と警告している。
 病気を引き起こす原因はタバコの煙に含まれる数千種類もの化学物質で、発ガン物質も多い。喫煙者が吸い込む煙(主流煙)より、フィルターを通らない先端から立ち上がる煙(副流煙)の方が、発ガン物質を多く含んでいる。たとえばベンゼンは8倍から10倍、ホルムアルデヒドは50倍など。副流煙には少なくとも40種類以上の発ガン物質が含まれる。
                                          (朝日新聞 01年12月19日)

 
 
 
 
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